せーや

ハンニバルのせーやのレビュー・感想・評価

ハンニバル(2001年製作の映画)
3.5
前作から10年。
ベテランとなったクラリスは、失踪したハンニバル・レクター博士の捜査に再び引き戻されることに。

今回もまた凄惨なストーリー。
レクターは10年たった今もクラリスを想い、
クラリスもまたレクターを忘れられない。
上手いストーリーだけど、今一つ前作のようなピリピリした感じがなかった。
映像面でのグロを押し出してきた感は否めない。

今回見事だったのはレクターの被害者メイスン。
あんなのゲイリーだと言われなきゃわからないくらいのビジュアルだったけど、ゲイリーらしい個性的な役柄、そして演技。

そしてレクター博士、彼が登場すると場がピリつきます(笑)。
前半は何かおとなしいなと思ってたけど、後半からは見事なまでに巻き返してくれます。
ただしあのお食事シーンだけは二度と見たくないです。
ホプキンスの冷静で顔色ひとつ変えない演技、そしてクラリスに会ったときの表情豊かな演技。
見事なもんでした。

残念なのはクラリスかなあ。
ジュリアンムーアももちろん良いんだけど、あの役はやっぱりジョディフォスターじゃないと。
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