全くの予想外…。ジュリアン・サンズが出てる作品を探して内容も知らずとりあえず鑑賞。タイトルにも惹かれた。
原作はウィリアム・バロウズの同名小説。どうやら原作に忠実ではないらしい。特典でバロウズご本人が語る内容からして半自伝的な印象。主人公リーが作家希望であること、害虫駆除剤による陶酔は数々の薬物を経験した彼を投影しているよう。「“裸のランチ”は大麻をやりながら書いた」とご本人。
執筆に使われるタイプライター…擬態化してキモいけど幻覚を表している?とにかくキモい。駆除されるゴキブリがわんさか登場で全身鳥肌…。異端な作家の脳内を疑似体験できる作品かも。観終わったあとジュリアン・サンズはどうでもよくなっていた。