このレビューはネタバレを含みます
ポン・ジュノ作品を漁ろうと思って。
最後のぶちげ感と何...この気持ち感はパラサイトよりもこっちの方が上かも。
冤罪なのかなあとか見てたらそんなこともなかった。
後半に行くにつれもーおバカちゃんとか思ってた息子が得体の知れない化け物に見えて良い意味で気持ち悪かった。
母もなかなかの化け物だけど、自分の息子が化け物だと知った後の、何とかそれでも平穏な日常に戻ろうとしている感じの。
けど何となく、以前の通りには戻れない感じのひりひり感に凄くううってなった。
加えて無実だと信じてた息子のために自分がしでかしてしまったこととか、それをくりっとした目で息子に突きつけられるのとか。
ごちゃごちゃの母の気持ちを思うとそれでも人間的な気持ちを吹っ切って母性に帰っていく、「母たる自分」を強く打ち出す最後のシーンはサンセット大通りか...ってくらいビビビッて来た。
あと、タイトルナイスって思った。
途中、刑務所で片側の顔を隠した息子に「大切なことを思い出したよ」って言われるシーン怖かった...。
