だすぷーちん

ワイルド7のだすぷーちんのレビュー・感想・評価

ワイルド7(2011年製作の映画)
3.2
ワイルド7です、はい。

原作が描かれてからもう50年もたつんですね。

このワイルド7ね、劇中に使われた武器、メカニック(乗り物)、ストーリー設定が常にこんなの誰もいきつかないだろーってノイエス(neues)に溢れた名作でして、新作が出るたびに貪り読んだものです。

望月三起也先生、週刊連載しながら、ここまでよくこんなネタを仕込んで、まあ……。

はい、で、映画のストーリーは、第一話「野生の七人」と第四話「コンクリートゲリラ」をモチーフにした、オリジナルものですね。
 
原作ファンにとっては、残念なことに人気メンバーであるイコにシノベエ、八百、両国、そして、石頭だけをアピールしてあっちの世界に逝ってしまったチャーシューは出てきません。当然、テルとデカとクロスも出ません。

登場メンバーも、多分に性格チェンジがあるようです。

とくに、主人公の飛葉!

ゲリラハンター、本間ユキに夜這いをかけられても、全く気付かないトロい飛葉!

これでは、命がいくつあっても足りませんね、刺客に寝込みを襲われたらアウトです。
これはダメです。

ついでにいえば、この飛葉はワイングラスを傾けて、コーラを飲まない‼︎

飛葉といったら、バーに出かけてもコーラのはずなのですよ。

あと、ヘボピー、お前だ、お前!

いつから、そんな虚弱体質になった!

お腹ポッコリじゃないヘボピーは、ヘボピーとはいえない。

あと、セブンレーラー(バイクキャリアのトレーラーね)デザインがセクシーじゃない。

セブンレーラーのコンテナには、アリババの絵が描いてなきゃいやだ。

ロケーションは、道路を封鎖して頑張っているようですが、

この作品は、原作レイプとまではいえませんが、原作に、歪んだ理想像を持つワイルドファンのだすちーが望んだワイルド7と、ちょっとイメージが違っていたようでございます。
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