ワイルド7です、はい。
原作が描かれてからもう50年もたつんですね。
このワイルド7ね、劇中に使われた武器、メカニック(乗り物)、ストーリー設定が常にこんなの誰もいきつかないだろーってノイエス(neues)に溢れた名作でして、新作が出るたびに貪り読んだものです。
望月三起也先生、週刊連載しながら、ここまでよくこんなネタを仕込んで、まあ……。
はい、で、映画のストーリーは、第一話「野生の七人」と第四話「コンクリートゲリラ」をモチーフにした、オリジナルものですね。
原作ファンにとっては、残念なことに人気メンバーであるイコにシノベエ、八百、両国、そして、石頭だけをアピールしてあっちの世界に逝ってしまったチャーシューは出てきません。当然、テルとデカとクロスも出ません。
登場メンバーも、多分に性格チェンジがあるようです。
とくに、主人公の飛葉!
ゲリラハンター、本間ユキに夜這いをかけられても、全く気付かないトロい飛葉!
これでは、命がいくつあっても足りませんね、刺客に寝込みを襲われたらアウトです。
これはダメです。
ついでにいえば、この飛葉はワイングラスを傾けて、コーラを飲まない‼︎
飛葉といったら、バーに出かけてもコーラのはずなのですよ。
あと、ヘボピー、お前だ、お前!
いつから、そんな虚弱体質になった!
お腹ポッコリじゃないヘボピーは、ヘボピーとはいえない。
あと、セブンレーラー(バイクキャリアのトレーラーね)デザインがセクシーじゃない。
セブンレーラーのコンテナには、アリババの絵が描いてなきゃいやだ。
ロケーションは、道路を封鎖して頑張っているようですが、
この作品は、原作レイプとまではいえませんが、原作に、歪んだ理想像を持つワイルドファンのだすちーが望んだワイルド7と、ちょっとイメージが違っていたようでございます。