アラサーちゃん

禁じられた遊びのアラサーちゃんのレビュー・感想・評価

禁じられた遊び(1952年製作の映画)
4.0
純粋な心がゆえに、やってはいけない行為を遊びとしておこなっていくミシェルとポレット。でもそんな行為をさせるほど死に対して無関心になってしまったのは、大人たちのエゴでありその結果。
「禁じられた遊び」というタイトルはふたりの無邪気な罪でもあり、戦争を良しとする当時の世界そのものを指してもいるんじゃないだろうか。
モノクロの映像とギターの調べが、ミシェルとポレットをとりまく救いようのない世界をさらに切なく映し出す。
ラストシーンは名場面。