ジャック・レモン。
昔のようなキレのある動きではなく
ゆったりと時が流れている。
そんな彼を見ていると 目が潤んでしまった。
老いや人生を考えてしまって。
妻が心臓発作で倒れて入院する事になり
年老いたジェイクを息子のジョン(テッド・ダンソン)が面倒を見る事になる。
そして ジェイクも癌になってしまう。
父親の老いを認めたくない気持ちがありながら
元気になってほしいという想いで 向き合うジョン。
病室に家族写真をたくさん貼り
自らも病院で寝泊まりしながら 介護をする。
若い頃のジェイクを ジャック・レモンの息子が演じていらっしゃる。
マリオケヴィン・スペイシーが珍しく控え目。
ジェイクが妻を家族を見つめる眼が愛に溢れていて。
だから 息子のジョンも 今まで受けた愛を恩返している。
その愛は ジョンの息子ビリー(イーサン・ホーク)にも伝わっていて。
そこかしこで涙が出て止まらなかった。
両親に会いたくなりました。
愛らしいつぶらなジャック・レモンの眼が 印象的でした。