氷雨水葵

ザ・コアの氷雨水葵のレビュー・感想・評価

ザ・コア(2003年製作の映画)
3.6
2023年74本目

面白かったが…

◆あらすじ
ボストンでペースメーカー使用者が相次いで突然死し、鳥の異常行動や計器トラブルまで発生する。

地球物理学者のキーズ博士(アーロン・エッカート)は、地球の核(コア)の回転が停止したせいだと突き止めた。

それは、地球が磁場を失い、太陽光線が降り注ぐことを意味しており―――。

◆感想
タイトル気になっていたので初鑑賞!久しぶりにディザスタームービーでも、と思い立った次第。『アルマゲドン』や『アポロ13』みたいなザSFって感じでわりと好き。面白かったし、地球の核(コア)を目指して内部に潜っていくという設定がすごい!宇宙に行って何らかのミッションをこなす、という作品はいくつもあるけれど、本作に関してはほかにはない発想でびっくり。列車とドリルを足したような掘削船の設計どうなってるんだ(笑)「いやいや、そんなわけ!」と何度ツッコんだことか。専門用語が出てきたり、地球のコアを動かしに行ったり、と難しく感じるかもしれませんが、そんなことは気にせず「うそやん!?」「そんなことできるか!」みたいなノリで楽しめる作品だと思います。

個人的には’’ラット’’くんのキャラクター性がすごい好き(笑)一見普通の青年(?)なのに凄腕ハッカーという設定がよく、なんだかんだジョシュやレベッカたちに協力しているというのも高評価。現場で奮闘するジョシュたちを、影(地球)からサポートする、こういう立ち位置のキャラクターって好き。ディスクをレンジでチン♪は笑うしかない。てか、鼻めっちゃ高いな!?

乗組員たちが次々さよならするのは、こういうSF映画の定番だけど、やっぱりどこか切なくて辛いぃぃ…。生き残る人が誰か想像はつくし「こういう流れでしょ?」と先読みできるものの、斬新な設定もあってか退屈はしない。ドラマパートかと思いきやトラブルが起きてピンチになるし、地球と宇宙どちらもでいざこざが起こるし、なんだかんだ見どころは多い気がします。

個人的には、掘削船が海底に潜ってからのシーンが好き。逆流のなかどんどん深く潜っていく掘削船。そこからレーザーを出して地球内部に入っていく感じにワクワクしました!誰も見たことのない世界だけに想像力が掻き立てられますね。ただ、CGはショボかったです(笑)2003年の映画だからっていうのもあるけど、それ以上に’’地球のコア’’という未知の世界を映像化しようっていうんだから。まぁ、そこはご愛嬌かな。

地球の内部を見たい方はぜひ!
氷雨水葵

氷雨水葵