てづか

用心棒のてづかのレビュー・感想・評価

用心棒(1961年製作の映画)
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「おめえ、そんなもんで戦うつもりか!?」
「刺身にしてやる!!!!」

このやりとりが1番好き。
なんならそのまま包丁で戦ってくれても良かった。

映画冒頭から流れる音楽が超かっこいい!!!
ゆっくり歩く三船の姿も最高にキマってる。
私は佐藤勝さんの作る音楽がすごく好きなんだなと思う。作品ごとに色んな音楽に挑戦している感じがして良い。

40代前半にさしかかって更に色気を増す三船の渋みも良い。なんかそれだけで画面が楽しいのずるいな〜!今までの三船敏郎で一番セクシーかも。

こんなにカッコイイ三船が女に不自由するわけないじゃ〜ん!っておもって劇中の台詞に違和感しかなくて笑った

でも、私の感想として出てくるものはこんなもので、ただただ楽しかったけれども私の貧相な映画体験からはそれ以上に感じられるものはなかったかなぁ??
西部劇とかもちゃんと観たことないし…明日に向かって撃て!くらいだしなあ観たの。しかもぼんやりと。
そう思うと、今度は本腰入れて西部劇を観たくなってきちゃう。マカロニウエスタンとか用語だけは知ってるけどちゃんとイタリアのそういうの観たことないしな……。そんなん、よくよく考えたらイタリア好きを公言出来なくなっちゃうな。

ということを思い直せたのは嬉しい。

たぶん初期作品を観ないでこれだけ観てたらものすごく楽しめたのかもしれないけど、初期作品を観た上でこれを観ると、黒澤さんって現代劇の方が肌に合ってたのかな?とか思ったりしちゃう。
というか、私の感性がそっちなのかな?
よく分からん。

大金くれなきゃ助けてやんねえってごねるとこはブラックジャックぽいなって思いました。
てづか

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