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ゾディアックのEUJのレビュー・感想・評価

ゾディアック(2006年製作の映画)
3.8
「ゾディアック」

あらすじ:
1969年、自らを“ゾディアック”と名乗る男による殺人が頻発し、ゾディアックは事件の詳細を書いた手紙を新聞社に送りつけてくる。手紙を受け取ったサンフランシスコ・クロニクル紙の記者ポール(ロバート・ダウニーJr)、同僚の風刺漫画家ロバート(ジェイク・ギレンホール)は事件に並々ならぬ関心を寄せるが……。

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感想:
本当にあった未解決事件「ゾディアック事件」をおった男たちの話。ドキュメンタリーとして、人物の書き方、当時の雰囲気など、完成度がかなり高かった。また、未解決事件なので、もちろん、今作も解決はしない。これだけ聞けば、ミステリー好きには不完全燃焼感を覚えるかもしれない。しかし、ハラハラとさせられるシーンが多々あり、この辺はさすが、フィンチャー監督というところ。そして、この映画は事件をおった男たちのヒューマンドラマとしての側面もあり、葛藤や苦悩をしっかり描いているところも評価に値する。

豪華な俳優陣の演技もよく、個人的にはロバートダウニーJrは素晴らしいと感じた。

人によっては長尺の作品で、ちょっと飽きるかもしれないが、個人的には没頭できたし、この作品を通して、実際に起きたことを見て、知れる。それも含めて、すごい楽しめた。
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