タキ

俺たちに明日はないのタキのレビュー・感想・評価

俺たちに明日はない(1967年製作の映画)
5.0
見た気になってて実は見てないシリーズの筆頭かもしれない。新鮮に笑ってハラハラして驚いて最後にしんみりしたのでたぶん全く見てなかったと思う。原題がBonnie and Clydeなのに、「俺たちに明日はない」という邦画タイトルを考えた人のセンスに唸る。ふたりの過去をあまり描かなかったことが逆にこの刹那的な生き方を突いたタイトルとピッタリハマる。喧嘩しつつもバロウ一味の5人全員なんだかすごく楽しそうなのが印象的。盗んだ車の持ち主を誘拐してドライブするシーンはかなり面白かった。最初はクライドのEDエピソードが謎だったけど、それでもふたりが一緒にいる意味を物語の中で、より純粋に抽出できてたように思う。情をかわした後にくる突然の最期が鮮烈だ。
クライド役のウォーレン・ベイティが「アパートの鍵貸します」で有名なシャーリー・マクレーンの弟だと初めて知る。なんとカワイイ顔の姉弟か。

NHK BSプレミアム録画分
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