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旅立ちの時のbabyのネタバレレビュー・内容・結末

旅立ちの時(1988年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

こんなにもサントラが響いたのは
びっくりでした、、、。

切ないような、嬉しいような、
言葉には表せない複雑な感情に
飲まれた最後のシーン。
そのまま入ったエンドロールでは
感情と曲が合わさって色んな涙が溢れた。

自分の道や心、
それと家族や人を想う気持ち
どちらを天秤にかけても
大切にしてればしてるほど
絶対に重さははかれない。
けど、天秤にかけなければならない
場面は誰しもあること。
母と子それぞれの葛藤は
静かながらも沸々と垣間見えた。
話は壮大だけど、こういう
親と子の小さなズレって日常にも
あって、それは血縁関係があるからこそ
より私的感情も入って複雑になる。
きっと互いを肯定したい気持ちは
誰でもあるからこそ、より感情的に
より難しくなるのかな。
でもそこで人が向き合うと
確実に得られるものはあって
前へ進めることもある。
今までの拘束はもちろんよかった
訳ではない。ただ、次のスタートを
きれるように間違いを見直せたのは
良かった。

人間は複雑だからこそ
美しく、この感情を自分で感じた時
すごく人として生きてる心地がした。

バースデーシーン
この素敵な時間は後になるにつれ
思い出してしまいそうです。
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