大コケした映画製作と離婚調停にかかりきりだったディランの風貌が浮浪者じみてて笑う。ザ・バンドのラスト・ライブをスコセッシによってドキュメンタリー化した本作は時代を切り取ったライブとして名高く演奏も素晴らしいものだが、色々と知った後で観るとやはり解散を独断で決めたロバートソンのはしゃぎっぷりや完全にヤク中の顔であるマニュエルのボロボロっぷりが痛々しくもある。それにしてもウィキにある「この日のニール・ヤングは顔つきとテンションの高さから、明らかにコカインをキメているのが分かる」という不要な下り最高ですよね。