次郎

べイビーわるきゅーれの次郎のレビュー・感想・評価

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)
3.8
伊澤沙織の尋常じゃないアクション力。自分より明らかに体格の大きい相手に、武器打撃寝技駆使して泥臭く倒していく映像の説得力だけで満点の出来。伊澤のアクションが良過ぎるため、相方である高石あかりの動きに物足りなさを感じてしまった。ゆるい感じの日常描写、90分弱に収まる上映時間と映像作品としてやりたいことがストレートに伝わる構成はポイント高い。
とはいえ、作品の大半を占めるのはオフビートな日常描写であり、アクションについても見所が冒頭とクライマックスに偏っているためアクションを期待して見てしまうと中だるみ感があるのは少しばかり残念だけど仕方のないところ。

あと本作とは関係ないけど、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』で伊澤沙織がリナ・サワヤマのスタントダブルとして出演しているのは驚いた。本作におけるクライマックスの銃の使い方は絶対影響受けてるよなーと思ってたら、実際ジョン・ウィックの撮影現場でチャド監督に「おお! フィメール・ジョン・ウィック!」と言われたエピソード良過ぎる。
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