次郎

パルプ・フィクションの次郎のレビュー・感想・評価

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)
4.3
10年ぶりくらいの再鑑賞。やはりべらぼうに面白く、ジョン・トラボルタとユア・サーマンがツイストを踊るシーンは永遠に色褪せない瞬間の一つ。というかこのコンセプト・カフェといい、ビートルズ以前のロックンロール多めの選曲といい、過去のアメリカに対するノスタルジアを感じてしまうのは気のせいではないのだろう。
本作について語る際に引き合いに出される時系列のシャッフルについても実はそれほど入れ替えも起きておらず、OPとEDの円環があまりにも見事が故によるものだろうか。ブルース・ウィルスが主役となるパートから明らかにB級感というかパルプ感が増す本作がパルムドールを受賞した理由だけはよくわからないが、それでも「映画って面白いなぁ!」という感覚を味わえることは間違いない傑作。
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