半兵衛

銀座化粧の半兵衛のレビュー・感想・評価

銀座化粧(1951年製作の映画)
3.1
戦後すぐの銀座の風景を鑑賞できること自体貴重だし、そんな銀座で暮らす人たちのうらぶれた生活描写はまさに成瀬監督でしかない味わいがある。

でもお話が地味すぎて今一つ印象に残りづらいし、あと田中絹代と香川京子が惚れる男性キャラが森雅之や上原謙といったイケメンではなく平凡なおじさんっぽい堀雄二なのが合点がいかないのでこの点数に。

それにしても東野英治郎は後年黄門様を演じるとは思えないくらい嫌らしいスケベ親父の演技が巧いな。
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