真っ黒こげ太郎

ワイルド・スピード MAXの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

ワイルド・スピード MAX(2009年製作の映画)
4.0
二人の運命がクロスし…

壮絶なサーガが始まる!!!

因みにこの辺りからカーレース成分が薄れてきます。w




一作目でロサンゼルスから逃亡したドミニク・トレットだったが、警察の魔の手が伸びてきている事から、現地のチームの解散を伝え、密かに恋人のレティ・オルティスの元からも去る。

だが、逃亡の最中でレティが何者かに殺された。
ドミニクは事件現場のタイヤ痕やニトロ痕から犯人の車が改造車であることを特定し、犯人への復讐を誓う。

一方、二作目の功績からFBIに復職したブライアン・オコナーは、麻薬組織のブラガ一味を追っていた。
その中で、かつての恋人ミア・トレットや、改造車の持ち主であるブラガを追っていたドミニクと再会する。

ブライアンは麻薬組織壊滅の為に、そしてドミニクはレティの復讐の為に、再びタッグを組むのだった。




ストリートレーサーとFBI捜査官がタッグを組み、麻薬組織に戦いを挑む、カーアクション映画。
大人気カーアクション映画シリーズ「ワイルド・スピード」の4作目にして、かつての主演2人が復帰しレース物からド派手アクション物へのシフトチェンジが始まった一作。

今回はシリーズの再起を目論んでか、今までのストリートレース主体の内容からカーアクション主体な内容へシフトしている。
(無論ストリートレースの場面はあるが。)


今回は1、2作目からしっかり内容が繋がり(3作目は後の時系列になる)、ドミニクとブライアンの再開が描かれる。
一作目のアレコレからいざこざこそあるも、何だかんだで名コンビっぷりを披露する。

今回のお話は所謂「復讐」モノで、恋人を殺された事からその組織のボスを追う展開になっている。
犯人捜しのアレコレは蛇足気味だし、お話も正直適当な気がするが、それでも復讐展開は純粋に燃えますね。
レティに手を掛けた仇敵も実に嫌な奴を出しまくってただけに、最後のアレはかなりスッキリ爽快でした。


肝心のカーアクションは過去作にもまして派手になっており、今までの作品に比べると豪華さが上がった気がする。
相変わらず見ごたえ抜群なレース描写は勿論、クライマックスの大チェイスは車壊れまくりの爆発しまくりの大盤振る舞いで流石。
正直、クライマックスの坑道チェイスが見ずらかったのは残念だったが、景気良く車はクラッシュして爆発しまくるし、スケールも前作に比べてかなり大きくなったのも良かったですね。


そしてあのラスト、見事な”引き”であると同時に本作の”サーガ”化が始まったと言える。
あのラストで本シリーズは「ハートブルー」の亜流である事とマンネリなカーアクションシリーズである事から飛び出し、新たなるステージに進出したと言ってもいいだろう。

実に5作目が気になる見事な引き、続編はもう以前に視聴してはいるが、また楽しみになってきちゃうのは流石だぜ!!!

という訳で(強引にw)…。



Next!! → → → → →「ワイルド・スピード MEGA MAX」!!!!


あのアクション筋王(キング)が電撃参戦し、シリーズのぶっ飛びアクションっぷりが加速する!!!

ご期待ください。w