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男はつらいよ 寅次郎真実一路のlagのレビュー・感想・評価

4.0
朝七時から夜九時まで働く多忙な証券取引の課長でも会議しながら差し入れは食べる。水や山のある茨城から都内へ通勤。とっくに学校へ行った息子と美人妻。失踪先は実家の九州。電話口に艶のある声。不穏で安心できない笑み。

怪獣映画の夢。世間体の味方と喧嘩。酔っ払って帰る。賑やかな食卓。以前と違い怖がりもせず平気で飛行機に乗って降りても涼しい顔。困っているのを放っておけない。つまんないとか汚いとか言われても。不真面目に浮かれるのも人間の醜さと恐ろしさを恥じるのも両極端。結婚式の借金まだ残ってるのに。廃線を歩いていく。
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