Amazonプライムにシリーズがあがっていて、久々に再見。
中条きよしが演じる主人公は、かつて敵対した組長(清水綋治)、抗争時に捕らえて墓穴を掘らせるも射殺せずに解放した過去有りから、若頭として迎えられる。
実はその抗争を描いた「第三の極道」という前作がある模様で、劇中でも回想シーン的に盛り込まれているが、いささかわかりにくい(近年、「日本統一」シリーズ冒頭の丁寧なこれまでのあらすじ振り返りに慣れちゃってるからかもしれんけどさ)。
さておき、当然、古参の皆さんは納得いかず、特にシーザー武志は入れ札での決定を迫る。さらには手下に中条の愛人的なスナックママを拐わせ、中条に当日の欠席を求める。
中条きよしの組には曽根晴美らかつてのやくざ仲間が集まっているが、影では彼を慕う探偵や阪神大震災でふらっとボランティアに参加したりしている若いの、オカマでお店やってるけどマッチョな空手遣いの角田信朗など、「裏盃」をかわした者達が支えていた。そんな彼らがママを救うかと思いきや、中条制止。組の内部のことに動かせないみたいな理屈を言う。
入れ札の場に遅れて姿を現した中条がシーザーに迫るのはロシアンルーレット。シーザー失禁に追い込まれるのが中盤の見せ場。
自ら動いて救出済みかと思いきや、ママさん、酷い目に遭い、映像もまわされ、ボロボロになって店へ帰還。カウンターでグラス、タバコの中条、一言「すまん」。おい!
そして、後半は落ちぶれ、潜伏のシーザーとの対決へ。
で、レビュー書いてる本日。中条さんへあの不祥事続発の反社まがい集団・維新から参院選出馬打診との報。中条さん、こうして数日前にも「新・第三の極道」久々観るほどには好きだけど、失礼ながら仮に当選しても現在76歳で参議院議員の任期終了時には82歳。必殺シリーズから参議院へは、中村敦夫さんの先例も有るけれど当選時は中村さん58歳で、国政に進むのはちと遅すぎたのでは?ましてや悪名高い維新からとは。
間違って当選しても幻滅しちゃいそうなので、選挙前にAmazonプライムでシリーズ観ておこうかと思いきや、次作は入っていない罠発動なのであった。