めたわに

ユージュアル・サスペクツのめたわにのネタバレレビュー・内容・結末

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

ファンの方すいません。超個人的感想です。どんな作品でも映画を愛する気持ちはかわりません。

圧倒的多数の「名作!」という声と、「なーんも面白くない!」という少数の声がある本作。念の為、もう一回観たが自分は後者。名作たる所以を探ったが撃沈。

何回観ても単なる叙述トリックじゃん。

カイザー・ソゼは伝説のギャング。誰もその顔を知らなければ素性も知らない。でもそのへんのワルでも「カイザー・ソゼ」の名前は知っており聞けばガクブルしてしまう存在。
おそらく長年謎だった「カイザー・ソゼ」なのだが、今回正体はバレ似顔絵はとられるし指紋もばっちり残してる(ハズ)。今後どうするカイザー・ソゼ?
捜査官のクイヤンは、気づくのが遅く去ったソゼの姿を見失い悔しがるが、間近で顔も見たし指紋もあるし、何ならもっと必死になって探せば(緊急で大規模な非常線を張るとかさ)捕まえられる可能性は充分あったんじゃなかろうか?
そもそも唯一密輸船で生き残りソゼの顔を見知った重症の船員なんだが、ソゼ何故トドメをささなかった?ソゼならそんなヘマはしないはず。

いやいやそこはカイザー・ソゼ。このあと整形して顔を変え、常に削っている指先は指紋はなくてツルツル、顔を見られた船員にはわざと顔を見せといて整形し、今後の捜査を混乱させる為だった…という設定なのだろう。だってカイザー・ソゼだから。
まあケヴィン・スペイシー演じるキント(カイザー・ソゼ)は、危険を顧みずちょいちょい障がい者じゃない行動をしてテヘペロしたりしてるし、クイヤンにいらない作り話(固有名詞以外は殆ど真実なんじゃね?)して楽しんだりしてるが、きっと万全の策あっての上なんだろう。
でも結局、それで面白いか…???

1つ名作の所以あり!「カイザー・ソゼ」という響き。間違いなく「カリート・ブリガンテ」の次にカッコイイ映画中の名前。カイザー・ソゼバンザイ❗
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