ぽち

サンダーバード 劇場版のぽちのレビュー・感想・評価

サンダーバード 劇場版(1966年製作の映画)
4.3
今作を純粋に評価する事はできない。

オープニングを観ただけで幼い時に夢中で見たTVシリーズを思いだし、それと共に夏休みの午前中の香りと暑い日差し、窓から入ってくる風まで思い出す。
冷静に評価などできない作品。

発進シーンなどテンションマックスになる。
だいたいこの古めかしいメカのデザインを「カッコいい!」と思えてしまうのは、幼いころに刷り込まれた記憶のせいだろう。
ただ、2号は飛行メカの最高傑作だと思う。丸っこいフォルム、お腹のコンテナ、くすんだ緑と赤のカラーリング、そしてなんと言っても両手を上げた様な羽。
普通逆向きだろ。

意味の無いドッキング、かえって遅いシューターを使った搭乗、プールが動いたり木が倒れる儀式的な発進に男のロマンを感じる事ができる人は必見の作品。
超個人的嗜好で高得点。

ペネロープ登場したとき、黒柳の声を聞いて懐かしさのあまり涙ぐんだのは私だけではないはず・・・・・・・

余談。
プラモデルは1号から宇宙ステーションの5号まで全部作った。

1号はゼンマイ仕掛けで走り、上のボタンを押すと羽が飛び出すギミック。子供心にこれが許せなかった。ゼンマイで走るために付いたタイヤや、ボタンは本物には無いからだ。

2号は外見の再現度が高くお気に入りだったが、コンテナを出すための伸びる足がコンテナの横に付いていて、オープニングにあるようにコンテナを右から左に流す事が出来なかったのが残念。あと、翼を逆につける失敗をした。付ける所の凹凸を変えてくれれば間違えなかったのだが、逆でもすっぽり入っちゃったんだよね。

3号は発射するドーナツ型の建物つき。だった気がする。

4号もゼンマイで走った。でもそれより納得いかなかったのが、前に付いている土砂等を退けるドーザ。これライトの前に付いてるんだよね。下ろしてるとライト使えないじゃん。

5号は地球型の台座から針金で付ける物だった。確か小さな3号がセット。

で、もちろんモグラも作った。「砂場で遊んで大破」までがワンセット。
ぽち

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