エッセイ

砂の器のエッセイのレビュー・感想・評価

砂の器(1974年製作の映画)
3.6
大変面白かったです。

癩病に対する知識がなければ、少々物足りないミステリーサスペンス。

かなり受け手に左右される作品かと。
殺害方法や、殺害の動機は明確にされず
その上、癩病の父という現代ではピンとこない設定で作品を理解するのに非常に難儀します。

僕は3度観ましたが、反芻を繰り返してようやく少しづつといったところです。

製作者の意図はそこなのかもしれません。

最近、リメイクやらリブートやらで少々設定を変えてテレビ放送されたりしておりますが、あれでは本作の深みはまるで感じ取れません。

終盤の演奏、回想シーン
古き良き日本の風景を、美しい音楽に乗せて。圧巻でした。
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