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イントゥ・ザ・ワイルドのエッセイのレビュー・感想・評価

イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)
5.0
これは僕史上最高クラスの超名作です。

本作に初めて触れたのは3年前。

高校卒業後流されるままに地元企業に就職し変に勘繰って自身の人生を疑っていた時、こちらの作品に出会いました。
体中が熱くなり、何故だか大変に悔しく思ったのを覚えています。

家庭環境、才覚、いずれにも恵まれたタイプの主人公が物質的な社会に嫌気がさし、自分探しの旅に出るというお話。

幸せを求めながら何もできずにいた、当時の僕に、本作は引っかかりすぎました。

人との出会いで生まれるものはたくさんあると思っていますが。
しかしながら物事の本質、核とは結局のところ自分自身の中にしか答えがないのだとも思っています。


アラスカの地で自然に感謝し、生きることを噛み締め。悩みに悩み。

自分自身と本当に向き合う時、ようやくにそこに達するのだと思いました。


物語は衝撃的なラストを迎えますが、僕には彼が羨ましく思えました。

物質的な欲求や、人間の社会から解放された時、僕自身は何を思い、生き、死んでいくのだろうか。

主人公に想いを馳せた時、僕自身の中にある何かに触れることができ、素敵な気づきに溢れました。

出会えてよかったと心から思う名作です。

若い人に特に観ていただきたい。

この作品があなたに大きな勇気を与えてくれると思います。

Happiness is only real when shared.




クリス・マッカンドレスに敬意を表します。

是非。
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