ベべべっち

ライターをつけろのベべべっちのレビュー・感想・評価

ライターをつけろ(2002年製作の映画)
3.6
俺のライター!!🔥🔥

これの邦題は「俺のライターを返せぇえぇ!!」の方がしっくりくると思う。

だって、それが全てだったし…😂

300ウォン(30円?)のライターを取り戻す為に奮闘する男の話。

リアリティは全くなく、主人公に感情移入もできないし、物語としては破綻しているかもだけど、何故かなかなかに面白かった。

いい歳して、親の金を盗もうとするようなプー太郎のダメ男が主人公(キム・スンウ)。
ある日、全財産の300ウォンを叩いて使い捨てライターを購入する。
しかし、公衆トイレにそのライターを忘れてしまうプー太郎…じゃなくて主人公。

慌ててトイレにライターを探しに行くが、ヤクザ(チャ・スンウォン)にタッチの差で取られてしまう。
勇気を振り絞って、自分のライターだから返してくれと言うが、見事に無視される。

…。

「…このまま引き下がれるかぁあぁぁ!」

…なんでやねん😂💦

もう一度、ヤクザにライターを返せという主人公。

もちろん返してもらえず、代わりに舎弟たちにトイレでボッコボコにされる主人公。

…(ノ#´Д`)

「…このまま引き下がれるかぁあぁぁ!」

…だからなんでやねん😂💦

このままでは、長くなりそうなのであとは適当に。

その後、ヤクザたちは政治家を脅す為に列車をトレインジャックする(これが今作のメインストーリー)が、30円ほどのライターを地の果てまで追ってくる意味不明の男の乱入によって、とんでもない目に遭うのだった…。

とにかく、主人公の全く理解できないライターへの執念だけで作られた映画。
後半はぶっ飛び過ぎて、逆にただただ楽しめたので個人的には割かし良かった。

P.S. 今作のユ・ヘジン
トレインジャックされる乗客の1人で、大人しくて真面目な性格(*○-○*)