このレビューはネタバレを含みます
刑務所…
以前から気になっていた作品。
紀伊国屋でも原作を目立つ場所に置いていたけど、それはスルーしました。
1960年代のフランスを舞台に、妊娠してしまった女子大生が、何とかして産まないように奮闘するお話…でいいのかな。
物語の早い段階で妊娠がわかり、あとは只管堕胎する為に動くのをずっと描いていた。
今作では、とにかく「刑務所」というワードが何回も出てくる。
誰かに相談しようものなら「刑務所」に行くのは嫌だから、関わらないでと言われるのがほとんど。
もちろん、当時の状況は知る由もないけど、今でいうなら銀行強盗のメンバーに誘われてるぐらいのレベル?
あくまで作中のイメージだけど…。
そんなこんなで、ほぼ誰にも協力を得られないまま苦戦する主人公だったが、ついに手術をしてくれそうな医者にたどり着く。
そして、手術をしてもらうが、そのシーンがなんとも痛々しい。
しかも失敗したんじゃないか?みたいになって、こちら側も不安にさせられてからの、いきなりのトイレ。
モザイク有りとはいえ、そこまで映さなくていいよ…
面白いとか面白くないとかの類ではなかったけど、当時のフランスを知れたという点ではよかった。