十一

ショーシャンクの空にの十一のレビュー・感想・評価

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)
4.4
再見。完璧な構成を持つ映画の一本。困難な時にこそ、何者にも侵されない内的世界を持ち続けることの重要さが描かれる。聖書も言葉に過ぎず、映画女優も手の触れられないフィクションでしかない。それでも、その裏に現実を突破する力を信じ続けることができたなら、それは、現実の壁を越える力となる。何故なら、内面に世界を持つ人間にとって、現実の壁は存在しないも同然だから。いかなる不条理も自由な精神を持つ者を損なうことはできない。そのような精神の在り方を希望と呼ぶのだ。
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