まっどまっくすこーじ

ショーシャンクの空にのまっどまっくすこーじのレビュー・感想・評価

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)
5.0
午前十時の映画祭にて劇場観賞 。

実は私、名作といわれる映画で未見の作品が多く、今作も初観賞です(^_^;)))
いつか観ようと思ってそのままだったのですが、ゴゼジュウで上映と知り、これは今でしょ!! と運命を感じて観て参りました。

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原作はスティーブン・キングの「刑務所のリタ・ヘイワース」という中編小説。
原作読んでないのですが、中編小説を丁度読むくらいの上映時間だと思われます。
そう感じるくらいストーリー展開のテンポが自然で、無駄なシーンもなく、そして見事に収斂していきます。
143分という上映時間が全く長く感じない、映画として完成された素晴らしい作品です。

監督・脚本はフランク・ダラボン。
今作を観賞していて、「グリーンマイル」がよぎったのですが、同じ監督だったのですね。
(原作も同じくスティーブン・キングですが)
wikipedia見るまで知らなかった…
お恥ずかしいかぎりです。
グリーンマイルは以前に観たのですが、やはり映画として素晴らしかった。
今作と同じように刑務所の中が舞台ですが、切なくてファンタジックな名作だと思います。

舞台設定が同じではありますが、だからといって単純に比較は出来ないのですが、今作とグリーンマイルのどちらが好きかと問われたら私はこの「ショーシャンクの空に」の方が好きです。
グリーンマイルもとても良いと思うのですが、今作はより上回って良かったと思います。

書ききれないほど良いシーンがありますが、個人的に一番震えたのは、「フィガロの結婚」のレコードを無許可で所内放送で流すシーン。
所長や刑務官に止めろといわれても、かえってヴォリュームを上げた主人公に、人には誰にも決して奪うことの出来ないものがあるのだ、という人間の意思と尊厳を見ました。
そして彼は云います。
希望は誰にも奪えない、と…

主人公のアンディをティム・ロビンス、もう一人の主役レッドをモーガン・フリーマンが演じているのですが、二人とも素晴らしい演技でした。
フリーマンはナレーションも素晴らしく、これは吹き替えで観たらもったいないです。
他の役者も皆、良かったです。
特に憎まれ役の所長と主任刑務官の二人はそれらしい雰囲気を醸し出していたと思います。
とにかくキャストの演技力も演出も映像も、すべてが私好みでした。

ラストでは映画そのものに対しての感動で胸が熱くなりました。

映画史に残る名作と断言出来る作品です!!
既にご覧になられている方が多いと思いますが、これからの方に強力にお勧めいたします!!

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今まで午前十時の映画祭のことは知っていても地元の劇場ではやってないからなぁ、と食わず嫌いみたいになってたのですが、フォロワー様のお勧めで調べて観るとそんなに離れてないところでやっていたので、今回初めて観に行きました。
本当に良かったです!!
お勧め頂き本当にありがとうございました!!(*´∇`*)

レビュー150本目!!!