このレビューはネタバレを含みます
これは少なくともジェイソンとフレディをそこそこ見てから見た方がいいと感じた作品。そして、ある程度、両方に思い入れがあるからこそ楽しい映画なのだと思う。いや～ホラー苦手だけど、頑張って良かったな、としみじみしてしまった。絶対的なタフさと怪力のジェイソンに、「いい加減倒れろコノヤロー」という思いを感じながら見続け、夢の中では無敵という理不尽さを持つフレディに「あぁああ～」とヤキモキしたその思い両方を、思いっきりぶつけ合わせるというような作品。何より、絶対的な強さでただただ獲物を追い詰めてたジェイソンが、夢というフィールドでフレディにおもちゃにされるシーンは、両方を見て来た人は「ざまぁジェイソンいいぞフレディ、よしそこだ、あぁでもジェイソン殺さないで・・」という泣き笑いするような感覚に襲われたはず。最後はどっちを応援するかも、どちらかの作品にどれだけ思い入れがあるかなのかもしれないけど、ドタバタサッパリホラーという両方の魅力が良く出た作品だと思った。ちなみに、ジェイソンがその風貌から虐められてたという生々しいシーンはこの作品でしか見られない？かな？1,2,3,4,6,xと見続けているけど、少年期ジェイソンのあのシーンはこの作品で見たのが初めてな気がする。
ただ、やはり両方ともホラーなので、流血シーンありだし、冒頭でそもそもグロシーンからかかってくるので、ホラー耐性は多少必要。ただ、両作品を見終えた人なら、どうという事ない程度のグロだろう。フレディvsジェイソンというのがテーマだし、それがメインだからホラー特有の恐怖演出も控えめだしね。
