どーもキューブ

ザ・ショックス 世界の目撃者のどーもキューブのレビュー・感想・評価

4.0

私のトラウマドキュメント、ザショックス





1986年、製作東和プロモーション、日本テレビ。監督内田健太郎。音楽八木正夫。ナレーション、矢島正明、熊倉一雄。





私の個人的なトラウマ映画体験を中年になり確認鑑賞するシリーズ。

今回は、これまた「金曜・水曜ロードショー」で普通に放映されていた、

過激映像連発ドキュメントシリーズ

「ザ・ショックス」


こちら、製作が日本だったんですね。改めて気づきました。

先日見てその映像に「参りました」で鑑賞ストップした「ジャンク」シリーズ
と対をなす
私の中のトラウマホラーであります。

だってこういうのを


中学高校で、夜に普通に放映したり見たりしたら

良い影響あるわけないですよね。

という事で

この「ザショックス」シリーズも「ジャンク」シリーズ同様大ヒットしまして、

シリーズ4作品製作されてます。いわば日本が作った「ジャンク」シリーズです。私のビデオ屋にかろうじて4作品全てありました(廃棄近し)

はてはて「何が違うのか?」バップビデオ鑑賞となりました。






まさしくジャンクシリーズを日本人が

ニュースソースから素材チョイス

プラス演出的エロス、笑いの映像を足したショックスドキュメント、ショクドキュになっていましたね。


「ジャンク」より見やすく、微量な感動も感じちゃいました。


いくつか覚えているシーンもありましたね。

鹿が急な断崖絶壁の崖をてっぺんから飛び降り

ジグザグに地上まで落ちながら飛び移る映像

電気椅子の映像。これ資料本によるとアメリカのモンドドキュメントフィルム「ディスイズアメリカパート2」からの転用だそうです。


劇中では「地下組織からの映像です」みたいな触れ込みで紹介(笑)
とうとう。

冒頭自由の女神の泣き顔演出から

火災

テロ

暗殺(有名なケネディ大統領の暗殺映像など)

事故

暴力

自然災害

スタント

スポーツ事故

など数珠つなぎに矢島さんの冷静なナレーションで繋ぎます。矢島さんの声がまだ若いです。

音楽は、八木正夫さんで、「怪盗ルビイ」から「不良番長」「網走番外地」の八木さんで、なかなか良いです。ラストの女性ボーカル弾き語りの歌もアーバンピース曲で良かったです。

その合間の箸休め映像に

エッチ映像

お笑い映像

を熊倉一雄さんの弁士によりユーモラスに展開。

勿論結構グロいものありますんで注意喚起。

印象的なショクドキュ場面いくつか

自然災害(洪水)救助のリアルな浮き輪が届かない救助

米国トーク番組の殴り合い

闘牛ロディオの人形のように揺さぶられる人間の姿

洪水で救助を待つ少女の美しい笑顔、と死

人間のはかなさ

つらさ

愚かさ

残念残酷さ

少なくとも冷酷すがるそのまんまジャンクのような「ジャンク」シリーズよりも

日本人が演出した「ザショックス」の方が微量なあたたかみみたいな包括的な良さを感じました。

ジャンクの無機質で冷たい配合、映像羅列よりも、、、。

もし、見れたらごらんください!

私のトラウマドキュ、ザショックスでございました。


追伸
ドキュメントシリーズこれにて打ち止めさせて頂きます、結構つらいので、、。
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