19世紀のイギリスが舞台のドラマ。父親の死をきっかけに屋敷を追い出された３人の娘と母親家族が懸命に生きる姿を描く。
この時代のイギリスでは女性に財産権がなかったらしく、主(あるじ)を亡くした主人公たちがとても生きづらそうにみえた。調べてみると、イギリスでは結婚した女性に財産権が認められたのは1882年のことらしく、歴史的には、ぼちぼち最近のことなんだなあとしみじみする。
物語的には長女と次女の恋愛模様も描かれている。みるからにチャラそうな男になびく次女や、思いを伝えずに抱え込む長女。時代的にも金持ちの男を射止めるのに必死な女性が多い中、ひと味違う恋愛に生きた姉妹それぞれの恋愛模様が１つの見どころだったと思う。
辛い経験もした主人公たちが、果たして最後にはどういった結末を迎えるのか。最後まで飽きずに楽しめる作品だった。
