斬切りバーニー

天使にラブ・ソングを…の斬切りバーニーのレビュー・感想・評価

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)
3.6
2020年5月15日コロナ渦中、金曜ロードSHOW!にて放送。
視聴者リクエスト第1弾。

まったくのワタクシゴトではありますが、金曜ロードショー(←このタイトルで時止まってる)を見るのは一体いつぶりだろう。下手すりゃ十年じゃきかん気がする。映画を見るのは好きだけど、テレビはどうしてもカットされたりCMを挟むから、それが嫌でいつの間にか疎遠になってた。子供の頃は、あんなに毎週楽しみにしてたのに。懐かしい。

そんなこんなで、今回これを見たのは本当にただの気まぐれで、なんなら見る気なんて一切なかったのに、気づけばぐいぐい引き込まれていた。一応、命狙われてんだから大人しくしてろよって思うけど、なんで前に出て行くのー。だけど、そういうパワフルさにこそ、人は心を動かされるものなのかもしれない。

古い映画だから映像に粗さはあるし、時代を感じる流行だったりするけど、それらを全然意識させないところは、やはり名作と認めざるを得ない。子供から大人まで、時代を超えても愛される理由は、まさにそこにあるんだろう。歌の上達ぶりは当然ながら、楽しそうに歌う姿に、見ている側も否応なく胸が躍ってしまう。あのメンバーの一員になりたいって思うもの。

ちなみに中学生の頃、この映画を好きだと公言していた友達のことを思い出した。高校は別だったので、卒業したら会わなくなったけど、今は何をしているかなあ。今も好きなら、テレビで見てたりするんだろうかと想像して、少し不思議な気持ちになる。