ひじぴー

天使にラブ・ソングを…のひじぴーのレビュー・感想・評価

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)
4.0
一言で言うと,いかにもアメリカらしい映画.主人公のクラブ歌手の女性が,ギャングから逃れるために,かくまわれた修道院で巻き起こす騒動を描いている.伝統的で硬いがゆえに,信者もなかなか来ない教会.そんな閉鎖的な修道院を変えていく姿は爽快である.ストーリーは分かりやすく,コメディ映画の王道とも言える.
この映画の良さは,やはりそのキャストにある.中でも,主人公のデロリス役のウーピー・ゴールドバーグ.修道院長のマギー・スミスは,群を抜いて良い.マギー・スミスは,ハリーポッターのミネルバ・マクゴナガル役でも有名だが,こういう役をやらせて右に出る者はいない.その他,ぽっちゃりシスター役のキャシー・ナジミー,内気なシスター役のウェンディ・マッケナなど,個性的なメンバーがいたからこそ,この映画を歴史に名を刻むものにしたと言えるだろう.