イザナギ

セルピコのイザナギのレビュー・感想・評価

セルピコ(1973年製作の映画)
3.5
金八先生の中で有名なセリフに「腐ったミカンの方程式」というのがある。沢山の綺麗なミカンが入った箱に腐ったミカンを1つ入れると他の綺麗なミカンも腐っていくって言うモノ。早い話が危険因子が全てをダメにするって極端な例だが。

本作は、腐ったミカンの方程式 逆Verと言うのがわかりやすい作品。

大量の腐りきったミカン(不正で金を儲けてそれを黙認する警察官と体制)の入った箱に綺麗なミカン(不正で得た金を受け取れない真っ直ぐな正義感の強い男セルピコ)を一つ投げ込むとどうなるか?腐敗に身を任せるのは簡単だ。何も考えなきゃ良い。だが、本作の主人公セルピコは果てしない戦いに孤軍奮闘する過酷な道を選ぶ。そんなお話

物事の善悪を他人の価値観に委ねて決めるのは簡単だが、物事の善悪位、自分の価値観で決められなくなったら人間終わりだなと改めて思った作品
イザナギ

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