このレビューはネタバレを含みます
毎日カツアゲと悪戯を繰り返すマサルとシンジ。
ある日カツアゲの仕返しに、連れて来られたボクサーにぼろ負けするマサル。
これを機会に、酒と煙草もやめて、ボクシングに明け暮れるマサルとシンジ。
しかし、ボクシングの才能を持っていたのは、皮肉にもシンジだった。
ボクシングの道を諦め、ヤクザの世界に足を踏み入れるマサル。
プロボクサーになり、1人ボクシングの道を邁進していくシンジ。
しかし、彼等は汚い大人の罠にハメられて、挫折し、辞める事を強いられる。
とても物悲しい結末なんだけど、ラストの
『まーちゃん、俺たち終わっちゃったのかなぁ』
『バカヤロウ! まだ始まっちゃいねぇよ』
このやり取りが、彼等の未来にはまだ光がある事を暗示しているかのようで、素晴らしい。