うるぐす

裸の町のうるぐすのレビュー・感想・評価

裸の町(1948年製作の映画)
4.0
夜のニューヨークで始まり、夜のニューヨークで終わる映画。
てことは、裸の町というのは夜のニューヨークのことで間違いない。この映画、原題は『THE NAKED CITY』。naked には「後から引き剥がした」というニュアンスがある。つまり、1940年代後半の豪華絢爛、資本主義社会の頂点であったニューヨーク、それも膨大な人々が町中を行き来する昼のニューヨークには隠れて見えない、本性と呼ぶにふさわしい夜の街がそこにある。って言っても、夜のニューヨークにいる人ってニューヨークに暮らす人なわけだから、当然本質的なニューヨークは夜に顔をのぞかせる。
そして、実際にニューヨークの街中で撮影することによって、ニューヨークという街をより立体的に映し出す。

とかまあ、言ってますが、内容的にはミステリー物です。


昔の映画はそんなに好きではないけれど、良作だったから受け入れられたし楽しめた。完成度高い。、
うるぐす

うるぐす