YasuhitoArai

喜びなき街のYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

喜びなき街(1925年製作の映画)
3.4
G・W・パプスト監督作品。
第一次大戦後、グレタ・ガルボ演じるグレーテの父親は、年金を前借りして株購入に注ぎ込むが・・・という話。

いろんなバージョンがあるらしく、シネマヴェーラで鑑賞したのは、80分バージョン。フィルムの状態が悪く、字幕も少なく、字幕の背景が白だとほとんど読み取れない。そして伴奏音楽無し。
貧困層と富裕層の比較を描きたいのが伝わるけど、詳細にまでは分からない。

フィルムの状態が悪いながら、グレタ・ガルボの美しさを感じられた。
肉屋に並ぶ貧困層をライトに当てながら移動撮影していくシーンや、古い映画ながらクローズアップが多いところが楽しめた。
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