ともぞう

鳥のともぞうのレビュー・感想・評価

(1963年製作の映画)
3.2
動物が襲ってくる系の代表作。60年前の映画なので、CGや合成は古臭さはあるが、烏の嘴で突かれたら痛そうという不快さは何とも言えない。前半の昼メロと後半のパニックの接続が悪い気がするが、何も解決しないまま逃げ去っていくモヤっとしたラストはゾンビを思い出した。

〈あらすじ〉
若きソーシャライトのメラニー・ダニエルズ(ティッピ・ヘドレン)は、サンフランシスコのペットショップでミッチ・ブレナー(ロッド・テイラー)という弁護士と出会う。ミッチは、11歳になる妹の誕生日プレゼントにしようとつがいのラブバードを探していたのだった。ミッチに興味を持ったメラニーはラブバードを購入し、カリフォルニア州ボデガ・ベイにあるミッチの家に届けてやる。しかし、一羽のカモメが突如彼女を攻撃し、彼女は額に怪我を負う。メラニーはミッチの家での夕食に招かれ、妹のキャシー(ヴェロニカ・カートライト)とも仲良くなるが、ミッチの母親のリディア(ジェシカ・タンディ)は息子がメラニーと親しくなることを快く思わない。メラニーは、たまたま知り合ったアニー・ヘイワース(スザンヌ・プレシェット)という小学校教師の女性の家に泊めてもらうことになる。アニーはミッチのかつての恋人だった。翌日、キャシーの誕生パーティの最中に子供たちがカモメの大群に攻撃される。夜には大量のスズメが暖炉の煙突からミッチの家に飛び込んでくるという事件が起こる。さらに翌日、近所の住民が鳥に目を抉られ殺されているのをリディアが見つける。また、アニーの小学校では鴉の群れが子供たちを襲い、生徒を守ろうとしたアニーは鴉たちに殺されてしまう。メラニーは港近くのレストランでミッチと落ち合うが、ここでもカモメの大群が人々を襲い、街はパニックに陥る。メラニーとブレナー一家は、窓やドアに板を打ちつけて家に立て籠もるが、次から次へと鳥が家を攻撃してくる。ついにはメラニーが屋根を壊して入り込んだ鳥の群れの攻撃を受けて気絶し、ミッチによって助けられたものの精神のバランスを崩してしまう。ミッチたちはこの家を抜け出すことを決め、鳥が家の周りをびっしりと取り囲んでいる中をなんとか車庫にたどりつき、車を出す。カーラジオでは鳥の攻撃が近隣に拡大していることを報じていた。
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