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呪われたジェシカのTSのレビュー・感想・評価

呪われたジェシカ(1971年製作の映画)
2.2
【果たして呪われてるのか?】
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監督:ジョン・D・ハンコック
製作国:アメリカ
ジャンル:ホラー
収録時間:89分
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発掘良品第23弾。
よくこんなに原題をいじれますね。まあ邦題も的を得ているのかもしれませんが、見終わってから考えると確かに原題の方がしっくりきます。ただ、これを直訳するとマーケティング的には微妙そうなので今回は仕方ないのかもしれませんね。。

何故か霊柩車である街に引っ越してきた三人組。その住む家に一人の女性がいた。彼女の名前はメアリー。馴染んだ結果、四人で住むことになるのだが。

音楽は良いです。ホラーらしい音楽なのですが中々クセがあります。それが恐怖心を煽るでしょう。ただし、怖さそのものに関して言えば入門レベル。そのあたりのホラーを難なく観れる方なら毛ほども怖くないと思われます。それよりも、周りの人間が妙に不気味なのが気になります。
例えば、買い物にきた夫婦だが、帰りに車の前でおじさんが三人待ち伏せていて、何かするのかと思えば夫の頭を軽く叩いて無言という箇所などです。明らかに可笑しい。と、じわじわとこの街の変さを表しているのは良いかと感じました。

主人公のジェシカは精神病であり、その結果このような世界が形成されているのか?つまり全てはジェシカの幻覚なのか?ということです。しかし、本当にそうなのかは終了してもわからない。そこが今作の最大の売りのような気がします。つまり、なんだかよくわからない映画なんですね。何が本当なのかわからない。そうやって、結末を視聴者に委ねるというのは良い方法の一つだと思います。

しかしながら、いかんせん怖くない。面白くない。よくわからない。
の三拍子でした。まあ古典的ホラーとして一部では有名でありますので、気になる方は是非。
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