hedgehogs

告発のhedgehogsのレビュー・感想・評価

告発(1995年製作の映画)
5.0
初っ端から恐ろし過ぎた…。
こんな事が実際にあったなんて。

ケビン・ベーコンは昔からスリーパーズの看守役のイメージが強すぎて、悪役として有名な俳優なのだろうと思い込んでいた。
この映画では立場が全く正反対な役を同時期あたりに演じてたのが凄い!

長い間、強烈な悪臭漂う真っ暗な独房に監禁されていたら間違いなくあんな状態になるだろう。
ケビン・ベーコンの仕草全てにその末路が現れていて堪らなく哀しかった。

…ていうかベーコンと入力する度に🥓の絵文字出すのやめて。
本当にあの演技は尊敬でしか無い。

クリスチャン・スレーター演じる弁護士の奮闘も凄かった。
法廷を舞台とした映画でよく思うが、
検事や弁護士の話の持って行き方で無罪にも有罪にもなる。
ラストの判決までのセリフ全てが圧巻だった。

中盤で、ゲイリー・オールドマン演じる刑務者の副所長が国が推薦した人だからという理由で罪に問われず、
弁護士の行動までもが阻止され、弁護士の家族にまで裏で影響及ぼされるのが、本当に恐ろしい。

自分のような小さな世界にいる人間でも、正しさを主張しても隠蔽され無かった事にされるような事が多々あるので、(次元が違えど)かなり感情的に観てしまった。


何でもっと早く観なかったのだろうと後悔。
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