ベンジャミン・バトン 数奇な人生のhedgehogsのネタバレレビュー・内容・結末

とにかく長いけど、主役の2人が美しく切なくてとても良かったです。

…かなり少数派だと思いますが、
自分は、ブラッド・ピットはカッコ良いとは思うけど好きではなく、というか全くと言って良いほど興味がなく、
学生の頃「ブラピ派？ディカプリオ派？」みたいな話題になると、
どっちかというとディカプリオ出演の映画🎬の方が観てる人間でした😅

でもこの映画観て、ようやく良さが分かりました(遅)

ベンジャミンの、人とは真逆すぎる人生がすごく見てて辛くなり、時間的にロングすぎるのも含め、感情移入しすぎて、かなり心労がかかってしまいました。
つらい😭

ベンジャミンの育った環境がほとんど年寄りしか住んでいない施設で、
小さな頃からさまざまな人達の死という別れを何度も経験させてしまうような序盤なので、そこがまず辛すぎました。

ケイト・ブランシェットとティルダ・スウィントンはとても綺麗で、
特に、挫折を経験し少し老いた後のデイジー(ケイト・ブランシェット)が、若く生き生きとした時よりもなぜか魅力的だった。
そして、その時にベンジャミンと再会するシーンが一番悲しくも素敵なシーンだと思いました。

人生の中で、最愛の女性と一緒に過ごせた期間もあったのだからベンジャミンは幸せな人生だったとは思うけど、
だんだん若くなる過程でのベンジャミンがすごく不幸に思えて、涙をこらえることが出来ませんでした。

(わりと期待してた)後半のベンジャミンの一番良い年代10代〜20代のカッコ良い姿は殆ど出て来なくて残念だったけど、
ベンジャミンの姿は若くても、心が死にかけているから、もうストーリー的に見せる必要が無かったんだろうな…

…実際にはありえない設定ではあるけど、これはほんと観た方が良い映画だと思う。
「なんで今まで見てこなかったんだろう？」とも思ったけど、きっと若い時観ても良さは分からなかったと思うから、今回観て良かった。