「このペンは青いんだ！」
ジム・キャリーみたいな母親がいたら絶対毎日がクソ退屈でしょうね。ん？…ハッ…！
つい悪い癖が出ました。全て反対です。
ジム・キャリーみたいな親父がいたら絶対毎日がクソ楽しいでしょうね。個人的にジム・キャリーといったらやはりコレです。ビッグフィッシュの親父も観るべきだ(ﾟoﾟ;;
「言いたいことも言えないこんな世の中じゃ…ポイズン！」
グレートティーチャー反町の仰る通り本音ではない嘘は毒でしかない。大人になるにつれて本音を通せなくなる場面が増えて心にもない言葉を並べています。嘘は便利です。だけど反面、心が麻痺し始めます。麻痺してるから自分では気づけなくて、子どものような純粋な存在に指摘されてやっと気づく。ライアーライアーはジムキャリーのコメディアンとしての才覚が大爆発する傑作ですがメッセージがちくちく刺さって目がさめる名作です。単に面白いだけではないです(´ー｀)
あらすじ↓
嘘でバンバン勝ちを得る饒舌弁護士が子どもの願掛けで1日だけ嘘をつけなくなる。
・Liar Lawer
→ ライアー(嘘つき)とロウヤー(弁護士)を掛け合わせる皮肉の効いた洒落かな。一見するとイケメン快活なパパ・キャリーは仕事も家庭も順風満帆という感じですがその場の口約束ばかりで約束をロクに守ったことがなくて嫁と息子に愛想を尽かされ離婚寸前。アナキンそっくりな子どもとアイアンクローや出産式プレゼントとか全力で無邪気に遊んでくれる楽しい父親なんですけどね…(´･ω･｀)
・1日でいいからパパが嘘をつかないように
→ 例によって息子の誕生パーティーをすっぽかして女上司と危険なジョージ。ジムが明るいキャラだけにクズ加減が悲しい。子どもにそんな願い事をさせたらアカンですよ。
・サザエさんみたいな頭だな
→ あら不思議嘘がつけなくなります。1日限りで日頃の本音が丸わかり。奇天烈な髪型の女性にストレートにイかれてる、肥満の男にはコレステロールの怪物、一緒に危険なジョージに励んだ女上司にはイマイチ、巨乳の女性とエレベーターで乗り合わせたらちやほやされるのはパイオツのせいだぞ、と断言してちゅぱちゅぱ…ぼくも正直に生きたいナ！
・これは青いペンだ！
→ペンだけで観客を沸かせ死にかける男。赤いペンを青いペンだと嘘をつこうと無茶苦茶な顔芸で暴れます。描写出来ない。そんな狂うから顔面真っ青じゃないですか(文字通り)
・ぼくが傷つくのはパパの嘘だ
→ 「大人の世界には嘘が必要なんだ」と子どもに言ってもわかりっこないです。今作で一番グサリと来た台詞です(´ー｀)
・ありがとう！チン○コ男
→ 本音しか言えなければ日頃嫌っていたお偉いさんにも言いたい放題。偉そうだから屁をぶっかけてやりたいだの車に轢かれた動物の毛皮みたいなカツラだの笑えない本音をブチまけると大ウケ。この事務所大丈夫か。
・異議あり！当方に不利です！
→ 本音丸出しで弁護したら弁護不可能。法廷で水をがぶ飲みして吐き散らす挙動不審な変態がいたらその人はジム。危険なジョージの一部始終を捉えた音声に対し「相手は旦那だ！」「旦那よりデカいィィィ〜〜！」のくだりは最高。体は正直になんだなァ…
・トイレで自滅する男
→ 切羽詰まっておかしくなった(可笑しい)ジムはトイレに向かい驚きの行動に出ます。自分を思いっきり殴りつけ、石鹸を目に入れてギャーと叫び、何故かゴミ箱をひっくり返して被り、便座に頭をゴンゴン挟んで痛めつけ、足を器用に踏みつけ、終いには壁に体当たりしてノックアウト。法廷に戻るとボクシングの試合でもやったかのような有り様。苦渋の策とは言えバカすぎる。そしてサイコー過ぎる。一番好きなシーンです(ﾟoﾟ;;
・追ってくるぞ、あのバカ
→ 空港に乱入し離陸のため滑走路を突っ走る飛行機を追跡します。バカと飛行機は切っても切れない(シュワ氏やウィリス…etc)
「世界で一番大切なのはお前なんだ。嘘じゃないよ。だって今日は嘘がつけないからね」
はぁ…(；∀；)
笑わせて最後に泣かせるジムが憎い。嘘じゃないって信じていいよね。幾ら嘘をついてくれてもいいです。たった一回本当の本当の言葉を聞かせてくれるならそれでもいい。
中高時代に「ウルフマン・貧ジャック」(ひ弱なおおかみ少年)として悪名を教室中に轟かせた自分を反省して嘘はつきますまい。不仲だった友人のテストの点数を書き換えて順位をドラマティックに暴落させたことや、高3まで中学生と自称して映画のチケットを買っていたことや、朝一に登校して黒板に「本日休校」と記して自分のクラスだけ実質休校に追いやったことも懺悔します(´･ω･｀)
問題 どれが嘘でしょうか？
正解者には10万ドルPONと差し上げます。
