演出家の人は、その人なりにトゥルーマンへの愛情があるんでしょうけど、見ていて本当の愛とは何なのか、と考えていました。
「この世界には苦しいことも、ツライ事もなくて、幸せだ」みたいな事を演出家はトゥルーマンに言うのですが、私たちが例えば、苦しみや困難を経験することがなかったとしたら、本当に心が震えるような感動を感じることはできるのでしょうか?
自分にとっての幸せが、その人の幸せだとは限らないし、人の選択の自由を奪うことは、どんな人であってもやってはいけないことなのだと思います。
トゥルーマンと、彼を救おうとしたシルビアの存在に心救われました。