このレビューはネタバレを含みます
この映画に漂う空気感がとにかく好きです。
淡い色の夕焼けとも何とも言えない空の色とか、古き良き昭和の時代とか。
戦争中、家族を失くす事が珍しい事ではなかったこの時代に生きるメルや風間くん。
寂しさや悲しさを決して見せないけれど、グッと自分の中に閉まって耐える表情とか、すごく切なくてやるせなくて、でもすごく良かった。
最後に船の上で、メルと風間くんのお父さんの友人の船長さんと会うシーンも、私にはすごく心に響くシーンだった。
戦友はもう亡くなっていないけれど、戦友の面影を抱えた子供に会える事は、本当に嬉しかったでしょう。
総じて、大好きなジブリ作品です。