グリパス

キャリーのグリパスのネタバレレビュー・内容・結末

キャリー(1976年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

最初の主人公のおどろおどろしい感じが単純に怖かった
でも全体的に見てもかなり青春ドラマな展開でこの先何が起きるかなんとなく予想できるのが逆にキャリーがいたたまれないのが見てて辛かった
それでも優しい人は中にはいたのが逆に救いだったけどほとんどの輩はクズ過ぎて酷い
当然の報いを受けたって感じ
キャリーは普通になりたいだけなのにそれを拒む母親とその環境のせいでモンスターが誕生した感じはすごい切ないしやるせない気持ちになった
血を全身に浴びてからその罪を懺悔するかのように洗い流すシーンやお母さんの死に方は完全にキリストだったしそこら辺のメタファー的なやり口は面白かったし家が崩れて行くのも地獄に落ちたってことかな?
家に帰るまでは目が極限まで開いててモンスターだったけど帰ってからは普通のキャリーに戻ってるのが単なるモンスターではない感じがしてよかった
そもそも人間味ありすぎるキャラクターだったけど
最初の悍ましさは後半からすごい可愛らしい女の子になって行くのが俳優さんの演技に脱帽するレベルで良かった
プロムのシーンで念力を使ってドアを閉めるシーンは昔のホラー映画の感じがしてよかった
クローズアップされる感じがいい
最後の手が出てくるシーンは好きすぎる
やっぱりこういう古典的な脅かし方が1番くるんだよなー
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