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キャリーのgのレビュー・感想・評価

キャリー(1976年製作の映画)
3.3
吹き替え版で観たら、
セリフで時代を感じた!!!
仕方ないことなんだけど「綺麗ですわ」とか「嘘おっしゃい!」とかその他にも今聞くと違和感だらけのセリフが沢山……!

何年も残る吹き替え版を芸人さんなどが担当して、その時流行っている一発ギャグをぶち込むことがいかに悪しきことなのか再確認した。(パーシージャクソンの「なっしー」とかな!!)

お話が進むのが凄く速くて、ぽんぽんと場面が変わっていくように感じたのと、
現代版を観てるからわかるものの、初見だったらキャラクターの考えていることがわからなくなるであろう所がいくつかあったのが気になった。
でもそれ以外は現代版よりもオリジナル版の方が良い!

最初の酷いいじめのシーンでの、キャリーの悲しそうで震える表情とか、とてもじゃないけどクロエちゃんの可愛い版では出ていなかった部分がちゃんと表現されている。

いじめたことを悪く思った友達がプロムに行くように仕向けてくれてから、夢のような時間を過ごすキャリーは、これもう「ホラー映画」ではなくて「青春映画」!!!

(とても高校生には見えないが)イケメンの同級生にプロムに誘われて、自分で作ったドレスをみんなに褒めてもらえて、先生とお話しして。イケメンはずっとこっち見てくれて、優しいわ口は上手いわ。キラキラ輝くステージで踊って、もうキャリーにとって最高の時間だったはず。そしてそれを全てひっくり返していく酷すぎるラスト。そしてキャリーの暴走からが、この映画の真骨頂。

でも今観ると違和感だらけ。
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