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殺人ゲームへの招待のdepressionのレビュー・感想・評価

殺人ゲームへの招待(1985年製作の映画)
3.7
Clue

軽く調べてみた感じ、イギリスのボードゲームである「Clue」の映画版のよう。このボードゲームは、簡単に言えば犯人は誰かを当てるゲームで、いろいろ分岐がある中この映画では3つのエンディングを映像化している(?)(公開当時は劇場によってエンディングを変えて1つだけを流したらしい?)。

このボードゲームをやったことはないのだけれど、映像化するとトリック?が少し雑に思えてあまり説得力がなかったから、あまり推理映画としては楽しめなかった。

ただ、キャラクターはみんな魅力的で、コメディ調で進んでいく雰囲気は好きだった。
警察 -> パーティーのことだと思っている
ワズワース -> 殺人のことだと思っている
という状況で
警察「別に違法なことじゃないよ。ここは自由の国アメリカだからね」
ワズワース「本気ですか!?」
みたいなやりとりがおもしろかった。他にも、ドアノブをひねったと思ったらそれがシャワーの栓で水ブシャーってなったのとかも好きだった。

総括、伏線を読み解いて犯人を当てる推理映画としては全く楽しめないが、登場人物が魅力的・コメディ調・序盤の何がこれから起こるのかわからないワクワク感は良く、それらを楽しむ映画だった。
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