depression

13日の金曜日のdepressionのレビュー・感想・評価

13日の金曜日(1980年製作の映画)
3.5
クソ映画。歴史的には価値のあるものだったのだろうが。

殺人シーンに全く新鮮味・おもしろさがなく、見ていても楽しくない。予算がないのか、直接的に殺人シーンを描くことを極力避けていて、カメラシーンが変わったと思ったら死んでる、みたいなことが多発する。リアリティもなくて、たとえばナイフを全力で振ったら首が飛ぶみたいなシーン、どんな腕力してんだよって思ってしまう。

キャラに魅力がない。キャラの深堀りもないし、名前を覚える前に死んでいく。演技も不自然。

不当に性欲を刺激してこようとするシーンが多すぎる。えっちなシーンが多くて、性交シーン×2、四六時中ノーブラ、脱衣モノポリー(ボードゲーム)を始めるなど、意味不明なエロシーンが多い。ホラー映画のエロシーンは様式美ではあるが、ここまでくるとイライラしてくる。もはやホラー映画じゃなくてポルノじゃん。多分これを視聴した人の多くは殺人シーンよりもエロシーンを鮮明に憶えているんじゃないかな。ホラー映画のメインはホラーであって欲しいのよ。

ストーリーに多少の意外性はあるが、話が急展開すぎ、説明が全く丁寧ではない、描写に説得力がないのよくばりセットでつまらなさが目立つ。

残りの人生で二回目は観たくない映画。
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