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ムカデ人間のdepressionのレビュー・感想・評価

ムカデ人間(2009年製作の映画)
3.9
映画時間は短いはずが多少間延びしていて長く感じてしまうものの、総じて結構良い映画だった。意外と一発ネタで終わりなのかと思ったがムカデ人間に即なるわけでもなくちゃんと導入は導入で怖さがある。

気になった点というと、、

一つは登場人物の不自然な行動。逃げている最中目の前に電話が見えているのに使わなかったり、1人でも逃げて生き延びれば助けを呼べるのに足手まとい含めて2人で脱出しようとしたり。

それとは別にめちゃめちゃ気になったのは、出てくる日本人がめちゃめちゃ日本語でしゃべるので気になって仕方なかったところ。英語版を観ていたのだが、急にガラの悪い日本語が聞こえてきて、そのガラの悪さとうるささでゲラゲラ笑ってしまった。「火事場の馬鹿力だ!」「お前のやってることはな、オナニーなんだよ!」「よっしゃー!」、、こんなの聞いてて笑わない人がいるわけないじゃん。

前述の点と同じで、全体的にシュールな面白さがあって怖いシーンよりジワジワくるシーンの方が多く、これは真面目にやっているのか笑っていいのか絶妙にわからない匙加減が謎の面白さを醸し出していた。

構成や演技が良かった分、あともう少し整合性がとれてれば満点だったのに!と思ってしまってなんとも惜しくもったいない、そんな作品

2、3と観るかは検討中。
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