まっどまっくすこーじ

3時10分、決断のときのまっどまっくすこーじのレビュー・感想・評価

3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)
4.3
硬骨な西部劇!!
正義のヒーローというわけではないが、カッコいいクリスチャン・ベイル。
とんでもなくヤバいアウトローだけど、カッコいいラッセル・クロウ。

二人ともさすがの演技力で緊張感が全く途切れない。
ベイルは義足の設定だが、せっかくベイルが役作りしても、スタントダブルが脚の動きで判ってしまうのはそれだけベイルが凄いということか。
クロウは貫禄抜群。馬に指示するときの「トゥトゥトゥトゥ…」という舌打ちが他の出演者より格段にカッチョイイ。

内容としては、駅馬車強盗団の頭目のクロウが捕まり、それをユマまでの列車に乗せるまでの護送を引き受けたベイルという流れなのですが…
こんな時代に命のやりとりをした者同士でしか生まれない二人の奇妙な友情はアリだと思う。

息子に自分が義足になった真の理由を告白するときのベイルの姿に目頭が熱くなった。
クリスチャン・ベイルは本当に好きな役者。
私と誕生日が同じだと知って余計好きになってしまった。

あと、クロウの手下役のベン・フォスターも素晴らしい演技でした。
他の作品でチェックしてみたい役者です。

久々の本格西部劇を是非!!