本当に気持ち悪い。
ヤン・シュヴァンクマイエルの"食"に対する価値観だとか、コンプレックスをすごく感じられた。
このタイプの恐怖感は、本当に作家本人が感じていないと生み出せないと思う。
童話が実際にあって、そこから現代に置き換え、さらに童話をも内包し脚色するというのが凄かった。
結構メタ的になって、それは良くても普通につまらなくなってしまいがちだと思うが、主人公を子供にしたことによってそれをうまく払拭したのが良かった。
こんなに狂気的で気持ち悪いのに先が気になってしまう感覚は久しいものがあった。
普通におもろい。