オテサーネク 妄想の子供のemilyのレビュー・感想・評価

チェコの民話を元に寓話的に描かれたSFホラー。

子供に恵まれないホラーク夫妻。いつも近所の子供を見つめる夫人に、夫は木の切り株を人形のかたちに切り落としてプレゼントする。オティークと、名付けてそだてるのだ。

やがてその異常に注ぐ愛情がオティークに生を与え、膨大な食欲を生み出し、色んな人を食べていくお話。

愛に溺れて、そこに執着した、結果切り株が怪獣を生む。紛れもなくそれを作ったのは異常すぎる愛

やはりなにでも度を過ぎるとそれは罪となり、自分に返ってくるのだ。

欲望とは罪。